警察試験での参考書選び 警察官になるには?と考える前に

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参考書

 独学でやる人は参考書をどれにしようか迷うと思います。私も迷いました。しかも、書店に行って比べてみると、何だか感覚的に「これでいいかな?」という気持ちで参考書を買ってしまいます。
 購入後しばらくして思うことは、他にもっと良い参考書があったんじゃないかと思って、異なった参考書を2度買った記憶があります。

 特に、公務員における参考書は、シリーズ化されていて人文科学・自然科学・社会科学・数的処理等、非常に多くの参考書を用意する必要性も出てきます。そのため、なるべく1回で自分にマッチした参考書を選べるよう参考になれば幸いです。

 参考書を買うときは、大きく分けて2種類に分別されます。

     1 例題を伴った参考書
     2 例題を伴わない問題集

 違いは、問題に入る前に重要ポイントや公式を説明・解説しているかしていないかの違いです。

 公務員試験を初めてやり始める人や、中学・高校でやった勉強内容を忘れてしまった初学者は、参考書を選ぶことをオススメします。公式やポイント説明があることで、体系化しやすく、問題を解く際もやりやすくなります。
 一方、すでに公務員試験の勉強をされてきた人や中学・高校でやった勉強内容に自信がある人は、問題集をひたすら繰り返し、試験攻略に一気に近づきましょう。 

 参考書 / 問題集  オススメ 種別
 新スーパー過去問ゼミ    参考書
 ウォーク問    問題集
 Vテキスト    参考書
 出たDATA問    問題集

新スーパー過去問ゼミ

【初学者向け】
 各テーマ毎に例題が用意され、重要ポイントも記載されているため、問題集+教科書という使い方ができ、初心者の人にとっては使いやすい参考書になっています。

【デザイン】
 デザインが良いので、読みやすいです。淡い青色の背景に、重要箇所として青文字・太文字が使われており、見やすいです。

【オススメの勉強方法】
 新スーパー過去問ゼミには、難易度と学習効果の高い問題の目印が示されています。学習効果を上げる大きな要素の1つは、継続ですから、各テーマに重要度が示されているランク別からAランクを選び、かつ学習効果の高い問題を選び繰り返し解いてもらえるといいと思います。
 上記の方法のメリットは、重要度の高いものを短期間で繰り返し解け、かつ問題が少ないためすぐに1冊が終わってしまうことから、達成感が感じやすいです。Aランクが終わったら、Bランクへその後Cランクへと階層を落としていけばいいでしょう。
新スーパー過去問ゼミ

ウォーク問

【応用者向け】
 カテゴリ別に分けられた問題があり、その裏ページに、解説がある問題集になっています。問題も200問用意されているため、多くの問題を解くことができます。『新スーパー過去問ゼミ』(数的処理編)では例題問題を含めて145問ですが、ウォーク問では200問です。

【デザイン】
 少し薄い朱色でデザインされた問題で、私なりに見づらいという感覚はありません。ただし、問題数が多いことから、本が分厚くなってしまっています。そのため、強力クリップなどで上部を留めないと、本が閉じてしまいます。

【勉強法】
 ウォーク問では、完全に基礎的な学習を終えた人が、より多くの問題をこなすことによって、試験範囲をより確実にカバーすることができます。
 また、重要度別に3ランク分かれていますので、継続力に自信に無い人は、重要度の高い問題だけを行えば良いでしょう。
ウォーク問

Vテキスト

【初学者向け】
 『新スーパー過去問ゼミ』と同様、初めて公務員試験を勉強する人や、いきなり問題集としては不安だという方に最適な参考書となっています。  『新スーパー過去問ゼミ』と比べて違う点は、各テーマ毎に用意されている例題の問題数が、Vテキストでは多いです。各テーマで問題のパターンは微妙に異なる問題が出るのは当然のことですが、それにも対応している点がオススメです。  ただし、☆2つにしている点は、数的処理や人文科学など上下に分かれていて、買わなくてはいけない冊数が多くなってしまう点と例題の解答がすぐ下にあるため目に入ってしまう点が難点のため、☆2つに下げています。

【デザイン】
 個人的になのですが、赤い枠が目に強調してきて、集中しづらいです。また、上述しましたが、例題のすぐ下に解答があるので、個人差はあるとは思うもの、私は使いづらいです。
 逆に言うと、初学者の中でも本当に何も分からない人なら、この参考書が最適なのではないかと判断します。

【勉強法】
 まず、各テーマで重要ポイントや公式が解説されていますので、それを理解することから始めます。その後、実際の問題でどのように出題されるのかを例題を通して確認しましょう。基礎を確認したいために参考書を購入した人は、なるべく例題のすぐ下にある解答を見ないようにして解いてみましょう。
 アウトプットで、その後に数問用意されている問題を解きましょう。
 これが、この参考書で有意義に使える方法ではないかと思います。しかし、このVテキストだけですと、アウトプット対策に若干の不安が残りますので、時間がある人は問題集を用意してアウトプット対策をしましょう。特に、数的処理や推理判断等の重要分野においては、Vテキストだけでなく、問題集も用意するべきです。
Vテキスト

出たDATA問

【応用者・上級者向け】
 昨年の採用試験問題がのせてあり、また、問題数310問と多くの問題が用意されている。
 問題のレベルは、警察官採用試験だけを主眼としていないため、警察官だけを受ける人にとっては少し難しい問題もあると思う。しかし、学力に自信があり、まわりと差をつけたい人にはオススメの問題集である。
 他にも、市役所や地方上級を併願する人もこの問題集でカバーしているのでオールラウンダーな1冊になっている。
 この問題集が上級者向けとしたのは、ランクがABCと分けられているが、実質AとBが95%程を占めているため、勉強になれている人でないと、挫折する可能性があるのではないかと感じたからだ。勉強が得意な人にとっては、まわりとの差をつけられるオススメの問題集である。

【デザイン】
 1ページに1問のみの構成で、かつ解答は別冊方式になっている。取り外したくないひとはそのままでも利用可能だ。
 この本が良い!と思ったところは、分厚いのに本が勝手に閉じにくくなっていることです。クリップや重しで本が閉じないように工夫する必要がないです。

【勉強法】
 過去問が付属されているが、これは各人の好きなようにしてもらって構わないと思います。私なら、せっかくついているので、問題集が終わった後に、時間を計って解きます。本番対策用の過去問は一昨年の過去問を使います。
 基礎的な学習が終わったと仮定して、問題を解きまくることでしょうか?この本は、問題があって解答があるシンプルな構成になっていますので、ある程度基礎的な学習を終えた人が繰り返し解く問題集として使用するのがベストではないかと思います。解説も必要なことのみです。
出たDATA問