警察の不祥事 警察官になるには?と考える前に

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不祥事

不祥事に至る悩みのタネは?

 警察官の不祥事は、新聞でよく目にします。今回は自殺について考えます。
 警察官になると深く悩んでしまうことがあります。
 例えば、人間関係職務上のミス。これだけ?と思われかもしませんが、この二つが大きな職務上の悩みになります。プライベートでは、借金、女性・酒関係のトラブルによる職務への影響くらいでしょうか。

 警察官は組織で動かなければ、仕事がしづらい仕組みとなっています。何かの事件を一人で担当することはあまりありません。調書はAさんで、実況見分はBさん、鑑識関係の書類はCさん、被害届はDさんとしていることが多いです。というか書類を全部1人で担当すると次の事件があったときに、対応出来なくなります。ですので、他人と上手くやっていくことが重要になります。アイツは生意気だ、仕事をしない、礼儀がなっていない、仕事がいい加減で迷惑をかける、愚痴が多い等の人間関係を壊してしまうような性格を持っている人は苦労することになります。今までの人間関係で付き合い下手でなければ、普通に仕事をやっていけるはずです。

 「警察官っていつも交番にいて楽そう」と言う人が一部います。実際、現場では忙しいです。たしかに、事件が少ない地域や人口が少ない町や村では忙しくありませんが、住宅街やベットタウン、歓楽街、都市部では忙しいです。そして、忙しくて休日も書類を作りに行っていることがあるのに、誰かが職務上のミスで彼の仕事を手伝わなければならないとなったらどう思いますか?1,2時間で終わる仕事ではなく、半日以上かかってしまう仕事だったら?
 私だったら、「アイツ、何ミスしてんだよ!つかえねーな」と口には出しませんが、心の中では思ってしまいます。それが関係する人間全員が大小思うはずです。すると、次の仕事からアイツはミスする使えない奴というレッテルが貼られてしまうのです。もちろん、人間なので失敗はつきものですが、何回も繰り返していると、仕事できないレッテルが貼られるでしょう。たかが、それだけじゃん、と思うのですが、警察組織に入るとこういったことを隠蔽してしまうのです。または改ざんしてしまうのです。つまり、書類に不備があるとしりながら隠蔽・改ざんを!
 警察に入る前は、こんなことしないよ!と思っていたのに、現場にいってから、何回も隠蔽・改ざんしてしまいたいという欲求にかられました。これは摩訶七不思議の1つに入るくらいの違和感です。

 こういうことが警察組織ですと大きなくくりとしてあります。それが不祥事や自殺の一つの要因ではないでしょうか? 
※ 拳銃で自殺すると銃刀法違反になります。