刑事
強行係
強行係とは、
殺人・強盗・強姦・放火・傷害等の事件を扱う係です。
事件が起きた場合、すぐさま現場へ向かい初動捜査及び継続捜査を行います。犯人がすぐに捕まらなかったときは、聞き込み、張り込み、証拠収集、鑑識資料からの捜査等を行います。犯人が捕まった際は、48時間以内に検察庁に送検しなければならないので、無休の書類作成が待っています。書類作成がすごい!だいたい厚さ5センチくらいになります。重要事件についてはその何倍にもなります。
その
膨大な書類作りφ(・_・”)
&訂正もありますからね(笑)これはもう大変ですが、終わったときの達成感は素晴らしいものです。
そして、忘れてはいけないのが、
死体処理∑(‾ロ‾|||)
これは基本的には強行係が担当です。死体処理で
辛い事は、臭いです。鼻について数時間から数日間取れなくて嫌です。でも、死体といえども人間ですので、礼は失してはいけません。死者に対する礼がなくなってしまうものですが、上司はきちんと死者に対する礼がなってます。さすが、ベテラン!死体処理は50体やれば慣れてきたほうだと思います。私は…10体程体験しましたが、なかなか慣れません(><)死体はそれぞれ違うので。
ところで、ドラマに登場する刑事さんはこういった分野の刑事さんですよね。実際、現場ではあまり人気がありません。それはなんといっても多忙すぎるのと刑事独特の雰囲気があるからです。多忙すぎて嫌になる人、それを見て刑事志望を変更する人、刑事独特の雰囲気から自分にはちょっと・・・と思う人等様々です。
特に体育会系が苦手で機動隊なんか行きたくない。だから、刑事・生活安全・交通から「刑事が一番いいかな♪」と思っている刑事志望の人は後悔します。一番内勤が体育会系ですから(笑)
盗犯係
名前の通り
刑法第235条だけを担当する係です。
窃盗といえども、その数は多く手口もまた巧妙です。例えば、自転車盗・オートバイ盗・自動車盗・空巣・忍び込み・ひったくり・置引き・車上狙い等様々です。
こうした犯罪を検挙するため、捜査に出るということは多いです。強行係より捜査に出る機会が多いかもしれません。そして、窃盗のみを扱う係ですので、書類作成の形式が似てます(笑)
ですから、他の係と比較してある意味楽な係ということもできるかと思います。まぁ、でも扱う量が多いですからね〜
刑事修習で知りましたが、強行係がディフェンシブで盗犯はオフェンシブって印象です。
何が?って、盗犯係の人たちは刑事課にいることがあまり無いです。ですので、ドラマのような外に出てっていう感じです。私もそっちが良かったと思うくらいです。
でも、先にも述べた通り、事件数がすごく多いので一つ一つをてきぱきこなしていかないと休日出勤になります。これは刑事課全般に言えると思いますが、とにかく刑事課全体を通して業務量が多いので、書類作成が上手くて早い人は重宝されます。
でも、その書類作成が面倒なんだよな〜(-.-)
実況見分調書とか調書とか細かい司法書類とか・・・図も書かなきゃいけないし・・・
鑑識係
鑑識係は、事件現場において
指紋・足跡採取、
資料鑑定・照合、証拠科のための
写真撮影等の仕事を行います。
鑑識の人ってカラーが出ていまして、メガネをかけているマジメそうなコツコツタイプを想像していただけるといいかと思います。あくまでも全体的なイメージですが。
こんなタイプの人が
比較的多いので、内向的な人はここを志望されると性格に合っていて上手く仕事がやっていけるのではないのかなと思います。ただ、死体をもろに撮ったり、指紋採取のための細かい事などもやり、ちょっとしたミスで不起訴になる可能性もあるので、慎重な性格が求められるとは思いますねー。
ただ、係長は怖い(笑)巡査や巡査長の先輩方は優しい方やちょっととっつきにくくても何とかアドバイスをくれたりする方もいますが、係長は一回ダメとなるとそれを覆すのが大変です。
刑事になるには
刑事になるには、まず
地域で努力しなければなりません。
具体的に言うと、上司にきっちり刑事に行きたいとアピールし、また、専務の人にもアピールする。書類を見せてもらうなりして書類作成能力を上げるかつアピール。やる気元気な姿勢で仕事する
(これが1番かな)。
刑事になりたい人は専務の警部補あるいは巡査部長の方に
気に入ってもらうとかなり有利です。なので、最終的には人間性が大きく左右します。あと、打たれ弱い人は駄目です。